谷山池シンポジウムレポート

 2013年6月8日、谷山池近くの和泉市青葉はつが野小学校にて『谷山池シンポジウム』が開催されました。 おおよそ170名を超える、予想以上に多くの方々にご出席頂き、大盛況の中終えることができました。 シンポジウムは現在売却が進められているといわれる谷山池の歴史的、文化的、そして自然的な価値について それぞれの専門家からの講演が行われました。

 先ず、基調講演として、木津川計さんより文化・教養についてのお話しのほか、 谷山池がどのように文化的な意味合いを持つのか、 また、大阪、京都、神戸を比較した文化度の違いなどの話を伺いました。

 つづいて、日本画家の藤原重夫(本会員)より自身がその日の朝完成した画とともに 俊乗坊重源がどのような人物であり、谷山池を作るにあたりどのような努力をされたのかなど、 重源と谷山池、そして和泉の文化と讃岐国からきた技術者たちが移り住んだ様子などについての お話しがありました。

 その後、考古学者石部正志先生の須恵器と谷山池の関係について、 また日本野鳥の会、納家仁さんによる谷山池周辺の自然と貴重な生物のお話しがありました。

 この日は、自然保護に関心のある方々の出席が多かったようで、 納谷さんの様々な写真に感銘する多くの方がいらっしゃったようです。 オオタカやコウノトリのような野鳥だけでなく、蝶や蛙といった様々な生物の希少種とって、 この池が果たす役割は計り知れないと思える貴重な時間でした。

 2時間半のシンポジウムでは質問も受け付けられないほどタイトなスケジュールとなりましたが、 出席いただいた方たちに心より感謝申し上げます。

レポート すーじー(緑ヶ丘在住)