谷山池に関する市長選候補者への質問状とご回答の公開
※ 各候補者のご回答は当会への到着順に記載させて頂きました。
※ スペースの関係でご回答は打ち直させて頂きましたが、文言は変えておりません。

平成25年4月吉日

谷山池の保存についての公開質問状
「谷山池の保存を求める会」
代表 奥村 博


 平素より和泉市発展のため種々ご尽力いただき、 誠に有難うございます。  さて、昨年突然伝えられました谷山池の売却問題は、 多くの和泉市民に衝撃を与えました。 そして谷山池に想いの深いわれわれ市民有志は 「谷山池の保存を求める会」を結成し、 保存を求めて広く市民による署名運動を展開しております。 さらに当会ではその署名を結集し、 7月の第2回定例会に請願書を提出する所存でございます。
 候補者各位におかれましては、 6月の和泉市長選挙を控えてお忙しい最中とは存じますが、 標記の内容についてお考えをお伺い致したく、 ここに公開質問状をお送りさせて頂きます。 恐縮ではございますが、下記質問に対するご回答を5月10日迄に ご返送くださいますようよろしくお願い申し上げます。
 なお、ご回答につきましては、設置予定をしております当会ホームページその他を通じて、 広く市民の皆さまにご供覧させていただきますので宜しくご諒解ください。 (ご記入は別紙にお願いいたします)

【質問 1】谷山池(上池、中池を含む)の歴史的意義についてどう思われますか?

【質問 2】谷山池を市で買い取り、歴史的スポット(あるいは歴史公園等)として保存していくことについて、 どのようにお考えでしょうか?



 井坂善行 候補者ご回答

【質問1への回答】
 谷山池は、約1000年も前に重源上人によって、当時としては 破格の大規模な灌漑工事が行われ、卓越した土木技術が投入されたダム式の池である。
 当時は、槇尾川の池田から桑原、和気、小田等に至る土地が毎夏水不足のために荒れていたが、 谷山池が築かれたことで村の人々は救われ、 以後1000年にわたり和泉市中央部の農業と生活を安定的なものにしてきた。 当時の人々がどれだけ感謝していたかは、今も恩人として地元を中心に上人に対する信仰が続いているのが、 その証明であると考えます。 また、須恵器の窯跡が発見されるなど歴史遺産としても重要な地域であり、 貴重な歴史的価値を持つため池であると認識しています。

【質問2への回答】
 谷山池では、昨年国の特別天然記念物コウノトリが観察され、 その自然環境の価値が大きく取り上げられたところですが、一方で売却案も浮上しています。
 まずは、地権者を含めた権利者の意向を最優先すべきと考えます。 仮に売却ということになれば、市として買い取ることを前向きに検討して参りたいと思います。
 私は、貴重な自然環境は和泉市の財産であり、次世代に継承すべきものと考えており、 特に谷山池は、市街化された和泉中央駅周辺に近い憩いの場として、 また歴史公園として活用してはと考えておりますが、 市、学校関係者、都市環境のコンサルタント、公募市民などからなる協議会を設置し、 様々な角度から議論を行い、総合的な評価を通じて、谷山池の活用を考えていきます。


画像をクリックすると回答書のコピーが表示されます。



 辻宏康 候補者ご回答

【質問1への回答】
 谷山池は鎌倉時代に俊乗坊重源が造ったとの伝承が地元に残っておりますが、 伝承が歴史的事実であることについて、現段階では学問的に確認されていません。
 しかしながら、谷山池は市内で最も古いため池の一つであることや 周辺では埋蔵文化財等も確認されていることから、 歴史的な価値を有するため池であると思われます。

【質問2への回答】
 谷山池を含む周辺地域は、市街地に近接して多くの自然林や農地、 ため池が存在し、豊かな自然と都市活動が共生する地域となっており、 池の存在はこの環境を形成する一つの要因であるばかりでなく、 その広大な貯水能力は洪水調整機能をも兼ね備えており、 都市防災機能としてもその存在価値が認められています。
 お尋ねの、市が谷山池を買い取り保全することについては、 市の懸案事項や事務事業の優先性を今後十分に考える必要がありますとともに、 土地所有者や水利関係者等の意向など、検討すべき課題も多く、 総合的且つ長期的視点にたって判断することが必要であると考えます。

画像をクリックすると回答書のコピーが表示されます。